ポンコツすぎて年金の督促状が来ちゃった話
「国民年金
:日本国内に居住している20歳以上60歳未満の人は、国民年金の被保険者となる。
若いときに公的年金制度に加入して、保険料を納め続けることで、年をとったとき(老齢基礎年金)、病気やケガで障害が残ったとき(障害基礎年金)、家族の働き手が亡くなったとき(遺族基礎年金)に、年金を受け取ることが可能となる。
必要な手続きを行わず、保険料を未納のまま放置すると、これらの年金が受け取れなくなる場合がある。
ただし、学生の場合、学生納付特例制度の申請を行うことで、在学中の保険料納付が猶予される。学生納付特例制度の承認を受けている期間は、保険料を納めた期間と同様に、老齢基礎年金を受け取るために必要な期間(受給資格期間)に算入され、また障害基礎年金の要件の対象期間となる。」
(参考:学生のための知っておきたい年金のはなし|日本年金機構)
上記の通り20歳以上の人は基本的に年金を納めることになっているのが我が国のルールだ
でも僕のように20歳以上でも学生の場合は、特例で実質的に納めなくてもいいシステムが存在する
以上を踏まえたうえで、こちらをご覧ください↓
これは10月11日に僕のもとに送られてきた特別催告状(隠してあるのは僕とか役所の住所です)
なぜこんなことになってしまったのか、順を追って説明しようと思う
人の話を聞かず、自分を信じた結果、納めなければならないものを納めていないということにされて督促状が来てしまったうえに、実は納めなくてもよかったものを納めていたというお話です
ちょっと長いのでお茶飲んだりお菓子食べたりしながら読んでくださいね
まず、事の発端は、2020年度藝大に入学してからの分の特例申請を出そうとしたところ
僕は2024年3月まで大学生(の予定)なので、はじめ申請用紙に「令和2年(2020年)4月~令和6年(2024年)3月」と記入して提出した
だがそのあとすぐに送り返されてきた
こういう申請書は不備があるとすぐに送り返されるシステムになっていて、どこが間違っていてどう直せば良いのかを記した紙、そして返送用の封筒などがセットになって返ってきた
どうやら年度ごとに申請しないといけなかったみたいで、在学中の4年分を一気に申請するのはできないらしい(途中で大学辞めるとか留学するパターンもあるからか。。。)
というわけでとりあえず「令和2年4月~令和3年3月」に書き直して再度申請用紙を投函した
しかし数日後、またしても送り返されてきた
今度は学生であることを証明する書類に不備があるとのこと
言われた通り学生証のコピーを取り、封をして投函
数日後、三度目の返送
学生証のコピーだけでは駄目だったみたいで、ほかにも書類が必要だった
といったやり取りを少なくとも6回繰り返し、なんとか令和2年度分の申請が承認されたという手紙が届いた
事件が起こったのは次の年度だ
前述の通り、学生納付特例制度の申請は年度ごとに行う必要がある
したがって令和3年度分を新たに申請しなければならない
というわけで、僕は申請用紙に必要事項を記入し、必要書類を添付して送った
前年度の反省があるので、不備が無いか何度もしっかり確認して送った
その後しばらくして、やはり返ってきた
最早驚きもしなくなった
ただ、「僕が何かを間違えたことにされている」という事実に対する不満だけがあった
あれほど入念に確認したのに。。。
遂にしびれを切らした僕は、大学生であることを証明するために考えられうるあらゆる書類を添付して送ることに決めた
合格証明書、生協加入の書類、学費払うときのいろいろをなんかしたときのやつ。。。
それ以降はご想像の通りだ
送り直す、送り返される、また送り直すといういたちごっこを繰り返し、ついに先日、督促状が届いてしまったというわけだ
さて、僕がどんなミスを犯したかわかったかな!?!?
聡明な読者の皆様は既にお気づきかと思うが、その後の展開について説明しよう
かつて能天気の擬人化と呼ばれたさすがの僕も、督促状が送られてきてしまった以上、事態を深刻に捉えなくてはならないと感じた
翌日朝一で年金事務所に電話をかけ、事情や経緯を説明した
そこで明らかになったのは、なんとも拍子抜けするような事実だった
なんと、僕は申請書類の「令和3年4月~令和4年3月」と書かなければならない箇所を、ずっと「令和2年4月~令和3年3月」と記入していたらしい
しかも、返送時に「令和2年になってるから3年に書き直してね」と教えてくれていたにも関わらず、それを完璧に無視し、勝手に大学在学を証明する書類に不備があるのだと思い込み、直さなければならないところを放置してまったく送る必要のない書類を延々と事務所にお届けしていたのだ
まっっっっったく、馬鹿
まったく馬鹿でした
僕の中の惣流も、心の底から「あんたバカァ?」をやっている
職員の方も年度が間違ったままなぜか一切必要ない知らん奴の合格証明書やら生協加入の書類やら学費払うときのいろいろをなんかしたときのやつが送り付けられてきてたいそう困惑したことだろう
人のアドバイスや注意に一切耳を貸さず、勝手に自己判断を下してしまう性格がついに日本年金機構にまで迷惑を及ぼすことになろうとは😢
本当に申しわけないことをしてしまったと思います。。。
そして、免除の申請が通っていないので、その間の僕は「納入の義務があるにも関わらず納めていない」という扱いになり、督促状を送るに至ったということらしい
その後の対応については、直接年金事務所に来てその場で申請書類を提出すれば大丈夫とのこと
要は手紙のやり取りじゃ話にならんから直接来いということだろう
とりあえず電話越しに思いつく限りの謝罪を述べ、近日中に行きますと約束した
というわけで、10月15日、僕は年金事務所に足を運んで学生納付特例制度の申請を行ってきた
職員のおばちゃん「ここ令和3って書くんだよ〜」
僕「わかりました」
といった感じで、手取り足取り書き方を教わりながら書類を書いた
結果、無事に受け取っていただくことに成功
帰り際に「来年度もわからなくなったら来てね」と言われ、「また来ます」と返してしまった
未納問題に関しては、ひとまずこれで一件落着
来年度こそは過ちを繰り返すわけにはいかないな。。。
さて、実はもうひとつ、僕が犯した重大なミスが残っているということに、皆様は既にお気づきだろうか
督促状の画像の下の部分を見ていただきたい↓
おわかりいただけただろうか
いちばん下の列の「未納」というのが、今回申請が通っておらず督促状が送られてくる理由になった部分だ
それは今回解決したから置いといて、問題はその上の列にある
令和2年度6月~11月にかけて、「納付」と書いてある
ちなみに、ほかの欄の「学特」は特例申請が承認されて免除になった部分のことだ
では、この「納付」というのは。。。
言うまでもなく、保険料を納めたということだ
ん??僕って令和2年度分は申請認められたから納めなくてよかったんじゃなかったっけ……???
さっそく年金事務所に確認を取った
前述の通り、令和2年度の申請は通ったとはいえ、それまでに書類の不備などをやらかして何度か送り返されるくだりをやった
実はそうこうしている間に、令和2年度の最初の申請期限?を過ぎてしまっていたらしい
しかもなぜかそのときの僕は保険料を口座引き落としにしていたようで、6月~11月分は口座から勝手に引かれて納付していたということになる
しかしその後、申請が通ったことにより令和2年度の分はすべて免除となり、令和2年度は4月~5月&12月~3月は特例が発動、6月~11月は普通に納付という、不可解なかたちで落ち着いている(4月と5月は学特が効いているのでもともと納めていなかったらしいのですがなんでかはよーわかりません)(あと最初の申請の期限過ぎちゃったけどあとから承認されたくだりについても僕の頭では理解できませんでした。。。気になる方はいろいろ調べてみていただけると助かります)
もはや救いようがない
冒頭からずっと言っているように、学生の場合は実質的に納めなくていいシステムがある
しかも僕はそれを知っていて、利用しようという意思もしっかり持っていた
にもかかわらず、6ヶ月の年金を払っていた
しかも僕はこの6ヶ月分を、まとめて納付したらしい
令和2年度の国民年金保険料は16,540円だったらしいので、半年分で16,540×6=99,240円の、払わなくてもよかったお金をいっぺんに納付したということだ
言われてみれば確かに、急に10万円近くがなくなったことがあったような気がする
だが頭がバグっている僕はなにが起きているかを確かめようともせず、なんか10万円消えたな〜〜〜としか思っていなかったのだ
実はそれがこの半年分の保険料だったということだ
はっきりと、ポンコツ認定はんこが押された音がした
クレヨンしんちゃんの「げ ん こ つ」と同じフォントとエフェクトで「ポ ン コ ツ」の4文字が上下左右に踊っている
いや、最早ポンコツという次元の話でもなくなってしまったようだ
クレしんの「げ ん こ つ」と同じフォントとエフェクトで僕に届いたのは、ポンコツではなく「人 間 失 格」の4文字だった
どうしたらいい???
とりあえず殴ってください
殴ってくださいというか殺してください
言ってしまえば、年金だからあとから間接的に自分にかえってくる(将来の不測の事態のときとか)もので、未来のためにお金を払ったと考えればまあ仕方ないというか損したわけでもないし、別にいいかなと思え……ません!!!!!!
思えませーーーーーん!!!それはさすがに!!!思えません!!!!!!(辞世の句)
10万円近くの本当は払わなくてもよかったお金なんか諦められないわよ!!!!!!!!
だって10万だぜ??10万あったらなにができる??なんでもできるな???少なくとも学生がやるべきこと、買うべきもの、行くべき場所……ほとんどはなんとかなるわな???
そう考えると、知らず知らずのうちに貴重な10万を失っていたというのはかなり痛い
しかもほんとは払わなくてよかったのに(何度でも言いたい)
というわけで、以上が僕のやらかしの全容です
今回僕が伝えたかったメッセージというのは、
①国民年金保険料はだいじ!!!
誤解のないようにお伝えしておくと、僕は決して年金なんか払いたくないと言っているわけではないのです。。。
そもそもこの学生納付特例制度というのは、本来20歳以上であれば年金の納付義務が発生するところを、所得が無い or 少ない学生のうちは免除されるというもの
だから社会に出てから「追納」というかたちで学生の間猶予されていた分を納めることもできるし、もちろん20歳以上の学生でもこの制度を利用せずにきちんと毎月納付されている方々もいます
僕はただ、払わなくてよかったことになっていたはずのものを自業自得により払ってしまった、しかも結構な額ということが嫌だっただけ
②人の話を聞くのはもっとだいじ!!!!
間違っていると指摘されたら、自分で勝手にここを間違えたと決めつけるのではなく、どこが間違っているのかをちゃんと聞くことが大切です
ちゃんと自分の間違いを受け止め、自分の間違いに向き合うことが、人として大切なことなのだと思います
人は間違える生き物なのだから。。。
③人を頼るのもすごいだいじ!!!!!
わからないこと、迷うことがあったら、自分ひとりで抱え込まないで人に相談するのが良いですね
その答えを知っている人間は絶対にいるから。。。
年金を通して大切なことをたくさん学んで、少し成長できた気がします✨✨
最後まで読んでくださってありがとうございます🥰